千鳥文化ホールよりお知らせ|
21歳の写真家、時枝 宙輝(トキエダ ソラキ)さんが
初めての個展に千鳥文化ホールを選んでくださいました。
タイやフィリピンのスラムに自ら足を運び、その姿を”窺い知る”写真作品を展示くださいます。
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時枝宙輝
First Solo Exhibition “窺知”
日時:
2025/1/
11(土) 11:30-19:00
12(日) 11:30-19:00
13(月) 11:30- 17:00
入場無料
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作家より
今回展示される写真は、タイ(クロントゥーイ区、パッタヤー)、フィリピン(トンド地区)で撮影したものである。クロントゥーイ区、トンド地区はそれぞれ、タイ最大のスラム街、東洋最大のスラム街と、メディアでは踏み行ってはならない危険区域として取り上げられる。パッタヤーは、タイ湾岸に面しており、観光人が多く集まるリゾート地である。夜になるとビーチ沿いは、売春地帯と一変し、性産業に従事する女性が街へ露出する。スラム街ではより一層縄張り意識が濃い。パッタヤーでは性産業を自らの生業にしている人々が存在する。彼らの生活圏に土足で踏み入れ、ましてやカメラを向けることは、少なくとも歓迎されることではない。異国語で罵声を浴びることや、冷ややかな目線を向けられることが無い方がおかしな話だ。一方で、一日本人の僕を快く受け入れる人もいた。
「窺知」は、窺い知る、僅かに様子が見える、という意味合いを持つ。街を肌で感じ、データとして残すことは、彼らの表面的な生活を僅かに覗くことしかできない。生活の背後にある彼らの想いは僕には知る由もない。