イベントレポート|
かしこまった雰囲気ではなくもっと気軽に
ヴァイオリンの生の音色を楽しんでいただきたい。
そんな柳原史佳さんの想いと、
地域に開かれ、多様な文化を楽しめる場を目指す
千鳥文化が共鳴し、「千鳥文化LIVE」として
これまでも開催を重ねてきた本イベント。
今年7月6日に行われたのは、
柳原さんの元同級生でヨーロッパを中心に
世界各地で活躍されるバレエダンサー
東野瑞生さんとのコラボレーション、
タイトルは
「呼吸のデュエット Duet of Breath」でした。
奏でられる美しい音色と、
細やかで丁寧な身体の動き。
二人の息ぴったりな
繊細でいてダイナミックな表現を
すぐ目の前で感じながら。
息をのむドキッとするシーンや
ゆったりふーっと深呼吸したくなる心地よさの中で
会場の「呼吸」も一つになるような
そんな一体感に包まれた夜でした。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
帰国後すぐ大阪へ駆けつけてくださった東野瑞生さん。リモートでも何度もお二人で練習を重ねられたと伺いました。素晴らしい公演を本当にありがとうございました。
柳原史佳×千鳥文化、
次回は10月「Singing Silence」
ご予約は既に開始しておりますので
詳細はSNS投稿やWEBサイトをご覧ください。
10月も皆様のお越しをお待ちしております。
照明演出:adanda小西小多郎
写真:Yuhi Suzuki @tak_asahina
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[出演者プロフィール]
🎻
柳原 史佳(やなぎはら・あやか)
@yana_aya_
相愛高校音楽科を主席で卒業後、京都市立芸術大学を卒業。
卓球Tリーグや日米野球のオープニング演奏をはじめ、ソロリサイタルやNHK音楽番組『うたコン』への出演、矢沢永吉や乃木坂46のサポート、ハイブランドブティックのイベントでの演奏など、クラシックにとどまらない幅広いフィールドで活動。
最近では、ルーパーを使用した即興演奏にも取り組み、新たな音楽表現の可能性を探求中。
また、モデルとしてOHAKOマネージメントに所属し、雑誌やCM、広告、カタログ、アパレルなど関西を中心に活躍。
さらに、フィトテラピスト(植物療法士)としても活動しており、ワークショップやカウンセリングを通じて、音楽と植物療法を組み合わせた独自のアプローチで心身の健康をサポートしている。
&
🩰
東野 瑞生(ひがしの・みずき)
@mizuki.higashino
兵庫県三田市出身。3歳よりバレエを始める。関口香代、田中俊行、畠中三枝 各氏に師事。
2009年、「こうべ全国洋舞コンクール」で第2位を受賞。「ジャパングランプリ」では第3位およびスカラシップ賞を受賞し、ドイツのハンブルク・バレエスクールおよびジョン・クランコ・スクールに短期留学。
2011年、ジョン・クランコ・スクールに1年間留学。
2013年度、「ユース・アメリカ・グランプリ」日本予選にてTOP12に入賞。アメリカ・ニューヨークでの本選に進出し、ワシントン・バレエスクールよりスカラシップを受賞。同スクールのサマープログラムを経て、ワシントン・バレエのトレーニープログラムに参加。カンパニー作品にも出演。
2015年、ウルグアイ国立バレエ団に正団員として入団。ディレクターであった世界的ダンサー、フリオ・ボッカに師事し、国内ツアーにも参加。
2018年、ブルガリアのRuse State Operaに入団。「リーズの結婚」で初主演を務める。
2020年、ポーランドのOpera Nova w Bydgoszczにデミソリストとして移籍。以降、数々の作品で主要な役を踊り、2022年にソリストへ昇格。
映画『Święto ognia』に出演。劇中にJacek Przybyłowiczによるネオクラシカル作品「Whisper and Shadow」に出演。日本では、ポーランド映画祭2023にて『彼女たちの人生』の邦題で上映された。
2024年11月、ワルシャワ芸術祭にゲストダンサーとして招かれ、ワルシャワ大劇場にてKrystof Pastor振付『危険な関係』よりトゥールベル夫人役を踊る。